スキャルピングのトレード解説

昨日のドル円は、ニューヨーク時間にヘッドラインが出て乱高下しました。その時にスキャルピングをしたので判断を見てみます。判断は全てチャートで行ないます。

ポイントは、「移動平均線」です。
まず、21時半の経済指標でY波動が出ました。発表後は3本だけ陽線、それから下落してAに戻ったので、Aから下へ行けばショート目線、Aで移動平均線を上抜けると様子見です。ここは上抜けしたので様子見です。

次にBですが、ヘッドラインで急落。
高値を切り上げていたのでロングポジションを持ったとたんに急落したので、大きめの損切りでした。下記が履歴で、20枚を20pips以上ぬかれました(履歴の黄色部分下側)。これは仕方ないとして、次の足から「移動平均線から乖離するように下げが継続」したのでショートしています。何度かエントリーし、20pips弱取れました。

こういった一瞬で値が飛ぶ相場は、たしかにリスクが高いです。ただ、「移動平均線近くまで戻してから」また下げ始めた(Bの1本あとのローソク足)ので、エントリーしました。これが、戻り無く下げていたらエントリーできません。戻してからまた下げる、という動きがあったので長い下ヒゲが出ていますね。「移動平均線とローソク足の距離感」を見ています。

次のポイントはCです。
ここは移動平均線にタッチし、Aと同じ判断です。Cから下ならショート目線、上なら様子見です。上にいったので様子見でした。

そして、最後はDです。
Cから上昇しているので、Dから上げるとここが「押し目」になります。移動平均線が押し目になりますから、ロング目線になります。なお、Dの時点で大きなY波動でした。下記のようなラインが取れます。

あとは、Eに向かってロング回転するだけです。下記の黄色部分が、ロング回転した履歴です。Dの「移動平均線から乖離する局面」でロングしています。

このように、移動平均線がスキャルピングの基幹になります。あとは値動きに応じてエントリーのタイミングをかえますが、今回は上記のような判断です。